緊急アクセス機能は、本来のロボフォームユーザがデータにアクセスできない状況になった場合に備えて、本人に代わって別の人(緊急連絡先)がそのデータにアクセスできるようにするための仕組みです。
緊急アクセスは例えば、ロボフォームユーザの死亡や投獄、あるいは単にアカウントのリカバリの際に役立ちます。緊急連絡先には複数のユーザを指定できます。アクセスを供与するまでのタイムアウトを設定可能で、いつでも取り消しが可能です。
緊急アクセスでは公開鍵暗号方式を利用してますが、これはデータ共有機能、データ送信機能においても利用されているものです。これによりデータ供与者はマスターパスワードを引き渡すことなしにデータを引き渡すことが可能になっています。
緊急アクセスを供与することができるのはロボフォームの有料ユーザのみですが、無料ユーザを含むすべてのロボフォームユーザが緊急連絡先になることができます。(ロボフォーム8以上)
緊急アクセスを利用するには、まず緊急連絡先の指定が必要です。その際にタイムアウトも設定します。
緊急連絡先として指定された人はその指定を受諾するか拒否するかいずれか選択します。緊急連絡先のユーザがその時点でロボフォームを使用していない場合は、電子メールによりロボフォームをインストールするように促されます。
緊急連絡先となることを受諾すると、その時点でデータアクセスを要求することが可能なります。
それぞれの緊急連絡先に対してタイムアウトが設定されます。タイムアウトはデータアクセスを供与する人が、アクセス供与を拒否できる猶予期間を指定するためのものです。もし猶予期間以内にデータアクセスの要求を拒否しない場合は、自動的に緊急連絡先に対してデータアクセスが供与されます。タイムアウト期間はゼロから30日の間で指定します。その期間内にアクセス要求拒否が選択された場合は、データのアクセス供与は行われません。アクセス要求の取り消すは期間内でいつでも可能です。
緊急連絡先からはすべてのロボフォームデータにアクセス可能ですが、任意のデータのみ自身のロボフォームアカウントにダウンロードするという選択が可能です。
緊急アクセスの詳しい設定方法についてはこちらをご覧ください。
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